
イエレン議長は、ビル・クリントン政権で大統領経済諮問委員会委員長、サンフランシスコ連邦準備銀行の総裁を歴任した後にFRB副議長となり、2014年にオバマ前大統領に指名されてFRB史上初めての女性議長となりましたが、2018年2月3日で任期が満了となり退任します。
この記事の目次
2018年2月にFRBのイエレン議長が退任
グリーンスパン氏は1987年から2006年、バーナンキ氏は2006から2014年と、長期間FRB議長を務める人が多かったので、異例とも言える短期間での退任です。
アメリカは2008年以降の経済的な危機
当時のイエレン氏は副議長として、大規模な金融緩和策に参画したことで、アメリカ経済を回復させたと評されました。
FRB議長に就任して以降は、2015年末に利上げを再開したものの、景気の回復局面でも緩やかな引き締め程度に留め、現在のアメリカ経済の好調を維持した功労者として評価されています。
2017年12月の会見でイエレン議長が、「我々は完全雇用に極めて近接している」との認識を示したように、利上げには慎重な姿勢を見せるハト派であり、インフレよりも失業に重きをおく人物です。
アメリカの金融政策に大きな影響を与えるFRBとFOMC
そもそも、FRB(The Federal Reserve Board)とは、日本における日本銀行と同じ機能を持つアメリカ中央銀行制度の最高意思決定を司る機関です。
連邦準備理事会とも呼ばれることもあり、アメリカの金融政策や金利誘導目標の決定、市中銀行の監督などの役目を担っています。
今後のFRBの金融政策や議長の発言が重要
FRBは任期が14年の7人の理事から構成され、2年で1人の理事が任期満期となり、再任はされない仕組みです。
この7人の理事の中から、大統領が任期4年の議長と副議長を選任しますが、独立性の高い期間であるために、FRB議長は経済に対して極めて大きな影響力を持つ立場となっています。
イエレン議長を1期4年で退任するだけではなく、まだ任期のある理事職からも退任して、FRBと関係ない立場に退く意向です。
FRBの金融政策や議長の発言によって、為替が大きく変動したこともあるために、どのような人物がFRB議長になるのかを注目する必要があります。
FOMCの声明に注目
FRB議長が委員長を務め、金融機関の資金需給を調節するなどの公開市場操作を行うのが、連邦公開市場委員会(FOMC)です。
他のFOMCのメンバーは、副委員長がニューヨーク連邦準備銀行総裁、FRBの理事7名、地区ごとの連邦準備銀行総裁5名となっています。
FOMCは、約6週間に1回年8回開催される以外にも必要に応じて開催され、開催最終日には声明が公表されます。
日本時間の未明に声明が発表されることになりますが、FX投資を成功させるためには、しっかりとチェックしておかなくてはなりません。
2018年は、1月30日から31日に開催され日本時間の2月1日午前4時に声明発表、3月20日から21日に開催され日本時間の3月22日午前3時に声明発表、
5月1日から2日に開催され日本時間の5月3日午前3時に声明発表などの予定となっています。
テクニカル分析を重視している人でも、FOMCの声明の影響力を無視することができないでしょう。
実際にFOMCの声明が発表される前に、市場ではさまざまな予想がされて市場に織り込み済みのことも多いですが、声明の詳しい内容を理解してその後の投資に活用することが大切です。
次期FRB議長にパウエル氏が指名される
このように為替市場に大きな影響を与えるFRB議長に誰がなるのかを巡り、市場ではさまざまな考えが出ていましたが、
2017年11月にトランプ大統領によってFRBの議長の後任は現FRB理事のパウエル氏は指名されました。
パウエル氏|現体制の政策を引継ぐ見込み
トランプ大統領が、複数の次期FRB議長候補と面談を行い、利上げに積極的なタカ派のウォルシュ元FRB理事が有力との意見が強まると、
米長期金利が上昇する局面もありましたが、パウエル氏が決定的となると市場の動きも変わりました。
パウエル氏は国内金融担当の財務次官を務めた経歴を持ち、投資ファンドで活躍した後に、FRB理事に就任した人物です。
金融政策に関しては、利上げする条件が整いつつあると指摘すると共に、4兆ドル以上に膨らんだFRBのバランスシートを縮小していく方針を示すなど、現体制の政策を引き継ぐものと見込まれています。
パウエル氏の今後の発言に注目
ただし、現在の金融政策を継続するといっても、詳しい方法は人によって異なりますし、
声明の表現の仕方だけでも市場に影響を与えることから、イエレン議長の時と同じような気分で投資をしていてはいけません。
パウエル氏の手法や発言内容を良く理解して、今後どのように為替市場に影響を与えるのかを、しっかりと見極めることが重要です。
そのためには、最新の情報を入手するだけではなく、パウエル氏の過去の実績や発言内容などにも、注意する必要があります。
テクニカル分析に加えて、FRBなど為替市場に影響を与える最新の世界情勢を注視するようにしましょう。
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