カナダドルが高値水準に移行しつつあり、投資家の注目を集めています。
円との為替レートで見てみると、9月19日時点で86.84円でした。
5月22日以来の高値です。
この記事の目次
4か月ぶりの高値水準に
これは対円だけのことではないです。
例えばアメリカドルとカナダドルのレートを見てみると同じ日で1.2945カナダドルでした。
こちらもカナダドル・アメリカドル安に振れています。
なぜこのような状況になったか、カナダドルについて安心できる材料がいくつか出てきたことが背景にあります。
NAFTAの最高賞の先行き
その中でも大きかったのは、NAFTA再交渉の先行きが楽観視されたためです。
NAFTAの再交渉の合意期限はアメリカ側で10月1日と設定されました。
しかし複数の分野で両国には見解の相違がみられます。
このため当初カナダのトルドー首相は交渉から引くのも選択肢の一つとしていました。
カナダ国民、首相の毅然とした姿勢を支持するも
しかしカナダの輸出先でアメリカは75%を占めるなど、もしこの交渉がうまくいかなければ、カナダ国内における経済的打撃が大きくなると懸念されました。
このため、トルドー政権に柔軟な姿勢で交渉に臨むようにという声が高まっています。
特にオンタリオ州はカナダの自動車産業の中でも中核を担っています。
このオンタリオ州のフォード首相は19日にカナダの交渉担当者と面会しました。
その中で懸念を伝えたとみられています。
カナダNAFTAから除外の可能性?
アメリカの議員の中には、カナダの強気の交渉戦略にNAFTAからカナダを除外する可能性もゼロではないという見解を示しています。
このような状況を打破するために、19日から閣僚級の交渉が再開されました。
その動きに対する期待感が大きく関係しています。
そのほかにもカナダには豊富な資源があります。原油も含まれます。
原油相場を見てみると、近年堅調な状況で推移しています。
この部分も好感され、カナダドル買いが進んでいるとみられています。
カナダドルが好感される理由
カナダドルが好感されている短期的理由は上で紹介した通りです。
しかし長期的に見ても、好材料が整っているのがカナダドルです。
例えば2017年7月から利上げを開始しました。その後も9月と2018年の1月と3回の利上げを行いました。
このような利上げサイクルに入ったのは主要資源国の中ではトップバッターでした。
年内までにカナダドルの金利を引き上げ
2018年6月の時点でカナダドルの金利は1.25%です。これを年内までに1.75%に引き上げる方針も伝えられています。
日本は今でも超低金利政策が続いています。
カナダドル/円のペアでFXを行えば、金利差が大きくなって効率的にスワップポイントを手にできる可能性が高いです。
スワップポイントでコツコツ資産を増やしたい方は
FX運用を検討している人の中には中長期的なスパンを考えていて、スワップポイントでコツコツ資産を増やしていきたいと思っている人もいるでしょう。
その場合、カナダドルと円の通貨ペアでスワップポイントを稼いでいくのも有効です。
またカナダドルが高値といっても、いまだに80円台が続いていて安値圏であるといえます。
カナダドル/円の過去の最安値は68円台でした。
ということは最安値までの値幅は現時点で20円程度です。
ではほかの通貨を見ていきます。オーストラリアドルの場合26円・ニュージーランドドルの場合35円程度の値幅があります。
カナダドルは長期的に注目すべき
ちなみにカナダドル/円の過去の最高値を見ると、125円台でした。
ということはカナダの経済状況が落ち着いてくれば、上昇反発の起こる可能性は十分期待できます。
このようにカナダドルは長期的に見ても好ましい材料がそろっているので、注目しておきたい通貨です。
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