FXのトレード手法は大きく分けると2種類のトレード手法があります。
●ファンダメンタル手法
各国の経済状況強さなどから相場の大きな動きを見て俯瞰的にトレードする方法
●テクニカル手法
移動平均線や各種オシレータ指標を用いて相場のトレンドを予想して取引する手法
その他にも両建てスワップによる差益を狙った方法もあります。
差益というと株トレードが有名ですが、FXでも業者でスワップ金利は異なるので
両建てしてスワップの差益を安定的に狙う方法があります。
この記事の目次
両建てスワップによるトレード手法の特徴
両建てスワップ手法はスワップポイントの額が大きい通貨ペアについて、
買いポジションと売りポジションの両方を持つ(両建て)が特徴になります。
両建てをすることになるので、レート変動による差益が発生しても
影響を受けることがなく、スワップポイントだけを狙えるのが特徴の
安全なFXトレード手法と言われています。
FXトレードで資金が底を尽き退場に追いやられるのは
レート変動による証拠金不足になるケースです。
その為替変動を受けない手法なので魅力的に感じるかもしれませんが
FXは元から為替変動を狙って利益を得る金融商品なので、
両建てスワップ手法は注意点も多々あります。
両建てスワップによるトレード手法の具体的な戦略
両建てスワップ手法を行うには、最初に買いと売りの両方のポジションを同時に持つことから始めます。
この同時に持つというのが重要であり、時間的にずれてしまうとそこから損失が発生してしまう可能性があります。
買いと売りのスワップポイントの差額も注意点として忘れてはいけません。
多くの業者では、買いポジションに対して売りポジションのスワップポイントの方が大きくなっています。
そのため普通にポジションを持つと損をすることになります。
これを避けるには複数の業者でスワップポイントの額を比較し、
金利の高い業者で買いポジションを持ち、低い業者で売りポジションを持つようにします。
そのため、取引通貨はメジャーな通貨よりマイナー通貨が多くなり
取引量の少ないけれどスワップ金利は高い通貨を利用する時が多いです。
両建てスワップによるトレード手法の注意点
両建てスワップ手法の注意点は大きく3つあります。。
ロスカット
両建てスワップ手法は、為替変動を無視した手法なので、ロスカットになるのは命取りになります。
元から両建てをしているのでロスカットにならない気もしますが、
証券会社を分けているので、メンテナンスを怠ると片方の口座がロスカットになってしまったりします。
ロスカットになると戦略は丸潰れなので、一番注意する必要があります。
証拠金が豊富に必要(塩漬けになる)
両建てスワップ手法は絶対にロスカットになる訳にはいきません。
そのため、ロスカットにならない証拠金でトレードしなければならないので、
大きく儲けることはできません。
加えてトレードは長引くケースが多く、資金も塩漬けになるので
資金運用の面からも効率的な手法では無いです。
マイナー通貨の危険
両建てスワップ手法で取り扱う通貨はスワップ金利が高いマイナー通貨が多いです。
そのため、取引停止などマイナー通貨ならではの取引リスクが付きまといます。
マイナー通貨は証拠金額が高く変動も高い時があるので注意が必要です。
両建てスワップによるトレード手法の注意まとめ
両建てスワップによるトレード手法は、一見は為替変動を受けない安全なトレードに見えますが、
上記のように正しくトレードするためには注意点が多いです。
何より資金効率が悪いので、せっかく資金効率の良いFXトレードを行っているのに
勿体無いことになります。
利益もスワップ差益分で少なくメンテナンスも必要になるので、
あまりおすすめできるトレード手法ではないです。
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