日経225株価指数とFXの米ドル円は、チャートの動きに相関関係が強い傾向です。
そのような指数などの動きを参考にして特徴的なFXトレードを行うことを指数スキャルピングと言っています。
指数スキャルピングとは
指数スキャルピングとは「日経平均株価」や「NYダウ」の指数を参考にFXトレードを行う手法になります。
「日経平均株価」や「NYダウ」の指数は為替にも影響が大きく相関性が高いのは容易に想像できると思います。
NYダウの指数が悪く米国の景気が懸念されている時にドルだけが強いと言うのはおかしな話になります。
NYダウの指数が悪ければ、ドル円も弱くなると考えていった方が良いです。
例えば日経平均株価が上向きの勢いのある時は参考になるドル円の下値も固い傾向でありドル円は上昇する可能性の方が高いです。
逆に日経平均株価が下向きで元気がない時は、ドル円の上値は重たくなり下降する可能性の方が高くなります。
このように指数スキャルピングによるFXトレードは、ファンダメンタルの要素も加味していますので、テクニカル分析だけのトレードより深みをもたせることが可能になります。
当然、NYダウの方がドル円には相関性が高いので、ドル円で取引したい時はNYダウの指標を参考にすることも有効です。
具体的な指数スキャルピングによるトレード手法
例えば、日経225株価指数と米ドル円を使った指数スキャルピングのFXトレード手法は、次のようなトレードルールに従って行います。
①FXトレードは、日経225株価指数(以下株価指数)の取引が行われている時間帯で行います。
②株価指数は、1分足チャートと長短2本の移動平均線を使います。
米ドル円は、1分足チャートと1本の移動平均線、RCIを使います。
③そして、株価指数が前日終値より高く、かつ50日移動平均線より上にあり、かつ移動平均線の上昇のゴールデンクロスが出現した時に米ドル円も上昇トレンドにあると判断します。
④次に米ドル円の1分足が、21日移動平均線の上で推移していることを確認します。
ここで、一旦1分足が移動平均線を下回り再度上回った時、または、RCIが-0.8とどくかのいずれかで米ドル円の買ポジションを建てます。
注意点は、いずれかが出現した時となっているところです。
⑤ポジションの決済は、利益確定、損切りともに3pipsとします。
なお、売りは買いの逆の状況で行います。
指数スキャルピングによるトレード手法は、トレードルールが具体的にすることが可能であり自動取引(EA)にも適している特徴があります。
指数スキャルピングによるトレード手法の注意点
指数スキャルピングは「日経平均株価」や「NYダウ」の相関性の高い指数を参考にトレードになりますが、相関性が高いからと言って100%相関する訳ではありません。
特に為替の方は「思惑」で動くときもありますので注意が必要です。
あとFX取引を「長いレンジ」で行うか、「短いレンジ」で行うかでも指数の取り扱いは変わってきますので注意が必要です。
一番確実なのは「日経平均株価」や「NYダウ」にもトレンドがあります。
「日経平均株価」や「NYダウ」が上昇している時はドル円も強いはずなので、「買い」だけに集中してトレードするといった戦法が有効になります。
その時にいつでも買いで入って良いわけではなく、一時的に下がった「押し目」の時がチャンスと考えて「買い」で入るのが良いでしょう。
初心者の方は「売り」でも「買い」でも利益を獲得しようとすると失敗しやすくなります。
片方のチャンスに注目して相場を見て行けば、利益を確実にする可能性を高く出来ます。
そのときの指標として指数スキャルピング手法は有効に使えるでしょう。
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